ひとくちに葬祭業者といっても、各地域にたくさん存在します。
最近はインターネットで近隣の業者を紹介してくれるサービスも増えており、慌しい状況では便利に思えます。
しかし、実際には手数料を取って業者に丸投げしていることがあり、結果的に余分な出費が増えることもありうるため注意は必要です。
また、故人が入院していた場合、特定の葬祭業者を紹介されることも。紹介程度ならまだしも、そこに依頼せざるをえないような場合は両者になんらかの利害関係があると思っていいでしょう。
古くから知られているものに互助会(冠婚葬祭互助会)があります。会員になることで毎月一定の金額を積み立てて、最終的に20万~50万円前後の契約金がたまり、これを葬祭費用の一部に充てることとなります(あくまで一部であり、積み立て額だけでお葬式ができるわけではありません)。
互助会は運営会社がそれぞれ独立しており(つまり民営の営利団体)、サービス内容も一定ではありません。倒産しても解約金が戻ってこなかったり、途中解約するとよけいな手数料が差し引かれることもあるので注意が必要です。
JA(農協)や生協、大手スーパーも葬祭サービスを行っていますが、実際は集客をする窓口業務。葬儀は地元の葬儀社や互助会と提携して行ないます。紹介手数料や自社の商品を香典返しとして売ることで収益をあげる仕組みになっているそうです。
結論としては、ノウハウや信頼度からいってもやはり専門の葬祭業者に直接依頼するのが一番ではないでしょうか。窓口から実際の進行まで関わるので余計な手数料も発生せず、行き違いもありません。
なお、葬祭業者は大型の斎場を備え広域展開する知名度の高い大手から中小規模まで幅広く存在しますが、私なら後者を選びます。
なぜなら、その地域に根ざした業者なら慣習にも精通しているし、小回りが利くからです。そして事前相談をすることでじっくりと考える時間も生まれ、より真心をこめたお見送りができるではないでしょうか。